ルリユール

こんにちは。ひまわり印刷です。私の趣味の一つに「読書」があるのですが(正確には本を買う(笑))、季節ごとに読みたくなる本があります。今日ご紹介するのは「ルリユールおじさん」という絵本です。

16-11-29-01

「ルリユールおじさん」 いせひでこ作

有名な本なのでご存知の方も多いと思います。女の子が大切に読んでいた本を、ルリユールおじさんが綺麗に直してくれるというお話なんですが、こんな風に本って出来上がるんだなあと、なんだか心がぽかぽかしてくる絵本です。

ルリユールとは、フランス語で「綴じ直す人」という意味だそうです。フランスでは本を修復する工房が多くあります(専門学校まであるんですよ!)。ただ時代もあって、ルリユールだけで生活できるほどの収入はないので、ほとんどの職人さんは掛け持ちで仕事をしているんだそうですが。日本でもルリユールの工房はいくつかありますが、依頼するとなかなか高額になるので(笑)、私もまだお願いしたことはありません…。

今の時代、古くなればまた新しいものを買えばすんでしまいますが、はるか昔、本はとても高価なものでしたのでその都度修復しながら代々受け継がれてきたんですね。

フランスでは読むために本を買うのはもちろん、本を眺めるために買う人も多いんですって!そういった人たちの為に、今でも手間暇かかるルリユールという職業が生きているんですね。

大量生産、大量消費の世の中ですが、ふと立ち止まって、あらためて価値あるものを考えるのに、今の季節は丁度いいような気がします。