製本について

基本的な製本形態は6種類

製本形態によって原稿データの作り方が異なってきます。よって、原稿データを作成する前にどのような製本形態にするかを決定しなければなりません。各製本形態を確認しておきましょう。

  • 無線綴じ

    無線綴じ

    単行本のような表紙でくるむ製本。10~1,000ページ位まで製本可能。
    2の倍数ページ
    仕上がり:B6・A5・B5・A4サイズなど

  • 中綴じ

    中綴じ

    週刊誌のような背中にホチキス2箇所綴じ製本。ページ数に限りがあります。(8~50ページ程度)
    4の倍数ページ
    仕上がり:B6・A5・B5・A4サイズなど

  • 平綴じ

    平綴じ

    セミナーなどで使用する左側に2箇所ホチキス止めする製本。10~100ページ位程度まで製本可能。
    2の倍数ページ
    仕上がり:B6・A5・B5・A4サイズなど

  • 左片綴じ

    左片綴じ

    セミナーなどで使用する左上側に1箇所ホチキス止めする製本。10~100ページ位程度まで製本可能。
    2の倍数ページ
    仕上がり:B6・A5・B5・A4サイズなど

  • 上製本(ハードカバー)

    上製本(ハードカバー)

    ボール紙を用紙や布で巻いて表紙を硬くしている製本。
    通常B6・A5・B5・A4サイズに使用します。

  • アルバム製本(ハードカバー)

    アルバム製本(ハードカバー)

    学校の卒業アルバムと同じような製本です。表紙はボール紙を利用して厚く重厚感のあるつくりで、PP貼りした用紙や箔押しした布を使用します。本文は厚手の用紙を貼り合せているのでかなり厚い作りになります。通常B5・A4サイズで使用します。

綴じ方向

無線綴じ製本には縦本:長編綴じ横本:短編綴じがあり、それぞれ右綴じと左綴じを選択することができます。また、長編綴じは上綴じも可能です。当然ですが、モノクロの冊子でも綴じ方向はすべて選択可能です。

綴じ方向

見返し(遊び紙)

本文の最初と最後に高級感と強度強化を目的に本の中身と表紙をつなぐ表紙の内側に貼る用紙のことです。 通常本文と同じ種類の用紙を使用しますが、高級感を出すために色紙や柄の用紙を使用することもあります。ハードカバー、上製本の場合はほとんど見返しが付いてますね。

見返し(遊び紙)

表紙ビニール貼り(PP貼り)

冊子の表紙にビニールを貼ることができます。このことをPP貼りと言います。PPには光沢のPPとマットのPPがあってお好みで選択することができます。
光沢のPPのことをグロスPP、マットのPPのことをマットPPと言います。見た目も綺麗で汚れに強く、冊子の強度もアップします。冊子のカバーにもPPを貼ります。カバーにはPPを貼ることが一般的です。雑誌の表紙にも基本的にはビニールが貼られています。

表紙ビニール貼り(PP貼り)

色扉

主に無線綴じ製本に使用しますが、章ごとにわかりやすく分けるために章の始めに入れる仕切り紙のことを色扉といいます。
色扉には通常、章の名前を印刷します。

  • 中綴じには色扉は使用できません。
色扉 色扉

背文字(せもじ)

言葉通り、本の背中の文字のことを指します。背文字は背幅が3mm以上あれば入れられますが、あまり大きい文字は入れられません。背文字の両サイドに最低でも各0.5mmは余白が必要です。

背文字(せもじ) 背文字(せもじ)

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